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DHLレポ、地政学緊張でもグローバル化維持

2026年3月11日 (水)

調査・データDHL(ドイツ)は10日、ニューヨーク大学スターン経営大学院と共同で「DHLグローバル・コネクティビティ・レポート2026」を発表した。地政学的緊張が高まるなかでも、世界のグローバル化は記録的な水準を維持していると分析した。

同レポートは、貿易、資本、情報、人の国際的な流れに関する900万件以上のデータを基に分析。2025年のグローバル化指数は25%となり、過去最高だった22年と同水準を維持した。

一方で米国と中国の経済的結びつきは弱まり、両国間の貿易は世界貿易に占める割合が2015年の3.6%から24年に2.7%、25年は2.0%まで低下した。ただし、世界全体の国際取引に占める割合は依然として小さく、世界経済が対立するブロックに分断される兆候は限定的としている。

25年の貿易はAI関連製品の需要拡大などを背景に大きく伸びた。AI(人工知能)関連製品は同年のモノ貿易成長の42%を押し上げた。

また、国際移動はコロナ禍から完全に回復し、海外旅行や留学、移民など人の往来は過去最高水準に達した。

国別のグローバル化ランキングではシンガポールが首位で、ルクセンブルク、オランダが続いた。地域別では欧州が最もグローバル化が進んでおり、北米、中東・北アフリカが続いた。

レポートは、米国の関税引き上げなどにより貿易成長はやや減速する可能性があるものの、世界のモノ貿易は29年まで年平均2.6%で拡大するとの見通しを示している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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