｢米中分離でもグローバル化進む｣、DHLレポ｜短報

（出所：DHL）

国際独DHLはこのほど、米ニューヨーク大学との共同レポート「DHL Global Connectedness Index 2022」（DHLグローバル・コネクテッドネス・インデックス2022）を発表し、その中で「米中両国のデカップリング（分離）の動きはみられるものの、グローバル化の流れは新型コロナウイルス禍から強く回復している」と報告した。

同インデックスは世界のモノ、人、金、情報の流れを13の要素から総合評価した指標で、レポートは11年から定期発行されている。22年度版は171か国のデータを分析した。貿易はコロナ禍の間も拡大しており、同インデックスも21年にコロナ前を超え、22年はさらに増加。モノや金などの流れのうち米中両国間の動きの割合は16年以降、低下がみられるが、そうしたデカップリングが両国以外に広がる動きにはなっていないという。

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