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EU交通死亡者数3%減も目標未達、地方道路に課題

2026年3月26日 (木)

調査・データ欧州委員会は2025年の交通事故による死亡者数の暫定値を公表し、約1万9400人と前年比3%減となった。車両数や走行距離が増加するなかでの減少は一定の成果といえるが、30年までに死者・重傷者を半減させる目標に対しては、多くの加盟国が達成ペースに届いていない。

国別ではエストニア(同38%減)やギリシャ(22%減)で大幅な改善が見られた一方、ルーマニアやブルガリアなどは依然として死亡率が高い。人口100万人あたりの死者数はスウェーデン20人、デンマーク23人と低水準が続く。

事故の発生場所では地方道路が全体の53%を占め、都市部(38%)や高速道路(8%)を上回った。都市部では歩行者や自転車、二輪車などの「脆弱な交通主体」が死者の7割を占め、トラックや乗用車との衝突が多い。死者の77%が男性で、18-24歳および65歳以上の割合が高い点も特徴だ。

また、電動キックボードなどパーソナルモビリティーの死亡事故も増加傾向にある。EUでは年間10万人が重傷を負っており、物流を含む道路利用全体の安全対策が引き続き課題となる。

EUは「Vision Zero」を掲げ2050年までの交通事故死ゼロを目指すが、現状の改善ペースでは不十分とされる。インフラ整備や車両規制、越境取り締まりの強化に加え、都市内配送やラストマイルを含む交通環境全体での安全対策が求められている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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