荷主常石造船(広島県福山市)は3月31日、LNG(液化天然ガス)二元燃料を採用したばら積み貨物船「KAMSARMAX」(カムサルマックス)が常石工場で完成したと発表した。KAMSARMAX型でLNGを主燃料とする二元燃料船の完成は世界初。

(出所:常石造船)
同船は、LNGと従来燃料の両方を使用可能な二元燃料機関を搭載。重油使用時と比べてCO2排出量の削減が見込まれるほか、硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)の排出低減にも寄与する。
加えて、船体性能の最適化や軸発電機の採用など省エネルギー技術を組み合わせることで、国際海事機関(IMO)のエネルギー効率設計指標(EEDI)におけるPhase3規制(2025年適用)を大きく上回り、基準値比で50%以上の削減性能を実現した。
また、船尾甲板上には独立型圧力タンク(タイプC方式)のLNG燃料タンクを搭載。このタンクは常石造船の工場で製造されており、極低温環境に対応する材料加工や高精度溶接、防熱技術などの高度な製造技術が投入されている。
同社はこれまでLPG(液化石油ガス)運搬船向け圧力式タンクの製造を通じて技術蓄積を進めており、その知見を今回のLNG燃料タンク製造に展開した。これにより得られた低温・圧力対応技術は、将来的なアンモニア燃料など次世代燃料への対応にもつながるとしている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。






























