荷主三菱自動車は6日、フィリピン政府が推進する電動車普及プログラム「EVIS」(Electric Vehicle Incentive Strategy)への参加意向を表明した。承認を前提に、現地生産・販売会社ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ(MMPC)の工場で、2028年中頃からハイブリッド車(HEV)の生産を開始する計画だ。
MMPCはラグーナ州サンタローザに拠点を持ち、生産能力は年5万台。今回のHEV生産に合わせ、電動化対応の設備増強を含む追加投資を実施する方針で、部品調達網の拡充や雇用創出も見込む。現地サプライヤーの参入余地が広がることで、国内完結型に近い自動車サプライチェーンの構築が進む可能性がある。

(出所:三菱自動車)
フィリピンは同社にとって長年の生産・販売拠点であり、東南アジア市場における重要拠点の一つ。政府主導で電動車の普及を促すEVISは、税制優遇や投資促進を通じて産業基盤の高度化を狙うもので、完成車メーカーの現地投資を呼び込む政策色が強い。
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