拠点・施設センコー(大阪市北区)と福山通運は10日、福島県須賀川市に中継輸送施設「TSUNAGU STATION福島」を開設したと発表した。浜松、新富士、広島に続く4拠点目で、両社による東北地区での協業拠点となる。幹線輸送の効率化とドライバー負担の軽減を目的に、中継輸送機能の高度化を図る。
同施設の特徴は、従来の車両中継中心の拠点と異なり、貨物の集約・分散機能を強化した点にある。物量が相対的に少ない東北エリアにおいて、関東以西からの貨物を一括して受け入れ、域内へ分配する「幹線TC」として機能する。これにより、積載率の向上と輸送網の維持を両立させる狙いだ。
センコーは大口貨物を軸とした幹線ネットワーク、福山通運は小口を含む全国配送網と集配力をそれぞれ強みとする。一方で、両社とも低密度エリアでの積載効率に課題を抱えており、拠点を介した役割分担の再設計が求められていた。今回の協業により、貨物特性や需要に応じた輸配送の最適化を図る。
施設ではトレーラー交換やドライバー交代に加え、貨物の一時保管や積み替え、東北域内の配達代行などの機能を順次拡充する予定。駐車スペースは開設と同時に利用可能で、その他機能は7月以降に段階的に開始する。外部事業者もウェブ予約により利用でき、共同利用型インフラとしての展開を志向する。
長距離輸送の分業化と中継拠点の活用は、2024年問題以降の持続的な輸送体制構築の中核となる。今回の拠点は、幹線輸送の結節点としてだけでなく、貨物単位でのネットワーク再編を進める試金石となる。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。






























