荷主TOTOは、中東情勢の緊迫化に伴う原材料調達の不安定化を受け、システムバスやユニットバスなどの新規受注を見合わせていることが分かった。関係業者向けに通知した文書で明らかにしたもので、再開時期は未定としている。
同文書によると、ホルムズ海峡周辺の通航制限により、原油やナフサといった石油化学基礎原料の供給環境が悪化。鋼板壁や天井フィルムに使用する接着剤、人工大理石浴槽のコーティング材などに含まれる有機溶剤の調達や生産に支障が生じている。これらはナフサ由来原料に依存しており、供給制約が製品生産に波及した形だ。
対象はシステムバスやトイレユニットなどの全シリーズで、13日から新規受注を停止した。すでに10日までに発注が完了し納期回答済みの案件については、予定通り出荷するとしている。
同社は別途、中東情勢の影響により原材料調達が不安定化していることを公表しており、今後は受注調整の可能性にも言及していた。今回の措置はその具体化とみられる。
原料調達と海上輸送の双方で不確実性が高まるなか、住宅設備分野でも供給制約が顕在化。ナフサを起点とする化学素材は幅広い製品に波及するため、今後もサプライチェーン全体への影響拡大が懸念される。
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