ロジスティクスアリババグループの物流子会社ツァイニャオ(菜鳥網路、中国)は15日、自社開発のラック昇降型倉庫ロボット「ZeeBot」を発表した。中国・広東省の倉庫で稼働を開始しており、実運用では入出庫の生産性を2倍に高めたとしている。
ZeeBotは、倉庫内の水平搬送と垂直搬送を1台で担うのが特徴。従来の自動倉庫では、床面の搬送とラックへの格納・取り出しを別システムで処理するケースが多く、工程間の受け渡しがボトルネックとなりやすかった。ZeeBotは狭小通路を走行しつつ、最大5段分のラックを10秒で昇降し、トートの格納・ピッキングを行う。複数台を統合制御することで庫内フロー全体の最適化を図る。
性能面では、床上走行速度は最大毎秒4メートル、保管効率は従来比40%向上とする。モジュール設計により導入の柔軟性も高く、物量変動に応じた段階的な拡張が可能とした。現在は広東省東莞市の越境EC(電子商取引)向け物流拠点で100台以上が稼働している。
同社は今回の投入を、部分最適型の自動化からAI(人工知能)による全体最適型オペレーションへの転換と位置付ける。工程ごとの自動化にとどまらず、複数ロボットの協調制御によって入出庫から保管までを一体で最適化する狙いだ。
今後は中国国内に加え、欧州や北米の自社倉庫への展開も予定する。倉庫自動化は効率化だけでなく空間利用や人手依存の低減を含めた競争領域に移行しており、一体型ロボットの実装が現場オペレーションに与える影響が注目される。
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