イベント日本ヴァリティー(大阪市鶴見区)は16日、プロロジスが開催した物流スタートアップのピッチイベント「inno-base Pitch」に登壇した。同社の阪口貴行代表取締役は、真空の力で最大270キロの重量物を持ち上げる省力機械を紹介。物流現場で働き手の高齢化と多様化が進む中、重作業の負担を軽減し、女性や高齢者でも安全に活躍できる環境づくりを提案した。

▲日本ヴァリティーの阪口貴行代表取締役
プレゼンテーションの冒頭、阪口氏は力仕事が可能な年代の男性がこの20年間で40パーセントも減少したデータを示した。「現場で重い荷物を持つ作業を、5年後、10年後に誰が担うのか」。外国人労働者の確保もアジア諸国との競争が激化し将来が不透明な中、現場の労働環境を急激な社会構造の変化に適応させる必要性を訴えた。
解決策として同社が展開するのが、スウェーデンのメーカーが開発した真空リフターを日本の現場向けにカスタマイズした製品だ。上部から垂れ下がったチューブの先の吸盤で荷物をピタッと吸着し、ふわっと持ち上げる。上下の荷重は機械が負担するため、作業者は指先のトリガー操作で手を添えるだけで済む。直感的な操作性で、早い人なら10分程度で使いこなせるという。
特注のアタッチメントを使用すれば、段ボールだけでなく、変形する紙袋やビニール袋、網かごなど多様な荷姿に対応できるのも強みだ。さらに、賃貸倉庫など天井へのレール設置工事が難しい現場向けには、ハンドリフトで移動できるタイプや、電源確保が難しい場所向けのバッテリー搭載式も用意している。過酷なコンテナ内作業の負担を軽減するデバンニング専用機もラインアップにそろえ、現場の多様な制約に寄り添う。

コメンテーターを務めたCAPES(ケイプス)の西尾浩紀代表からの質疑に対し、阪口氏は「標準的な導入期間は1カ月半程度」と説明。海外製品で懸念されがちな保守・メンテナンス体制についても、国内に十分な部品在庫を持ち、即日出荷が可能な体制を整えていると強調した。
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