荷主クラレトレーディング(大阪市北区)は16日、ポリエステル長繊維の原糸やテキスタイル製品について価格改定を実施すると発表した。対象は国内外向け製品全般で、値上げ幅は現行価格から10-15%。5月1日出荷分から適用する。
中東情勢の緊迫化を背景に、原燃料価格が急騰しており、自助努力によるコスト吸収の限界を超えたと判断した。同社は品質維持と安定供給の継続を優先し、価格改定に踏み切ったとしている。今後も原料や物流費の動向次第では追加の価格見直しを検討するとしている。
ポリエステル長繊維は衣料用途に加え、産業資材や包装材など幅広い分野で使用される基礎素材であり、値上げは繊維製品や物流関連資材にも波及する可能性がある。特に包装用途ではフィルムや結束材などで使用されるケースも多く、調達コストの上昇がサプライチェーン全体に影響を及ぼす懸念がある。
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