荷主信越化学工業は17日、主力製品であるシリコーンについて、国内外で販売価格を引き上げると発表した。全製品が対象で、改定率は10%以上。5月1日出荷分から適用する。
中東情勢の緊迫化に伴う原油・ナフサ価格の高騰を受け、原油由来原材料の価格が上昇している。加えて、製造用エネルギーや容器・包装資材、物流費も上昇し、供給コスト全体を押し上げている。同社はコスト削減などの自助努力を進めてきたが、吸収は困難と判断し、価格転嫁に踏み切った。
シリコーンは電子部材や自動車、建材、包装材など幅広い用途で使用される基礎素材であり、今回の値上げは川下産業への影響も想定される。足元ではナフサ由来製品を中心に供給不安と価格上昇が続いており、化学メーカー各社で値上げや供給調整の動きが広がっている。
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