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欧州トラック安全評価、5つ星車両が大幅増

2026年4月23日 (木)

(出所:ユーロNCAP)

調査・データ欧州の自動車安全評価機関ユーロNCAPは22日、商用車の最新安全試験結果を公表し、地域配送向けトラックで過去最多となる5車種が最高評価の5つ星を獲得したと発表した。2024年の試験開始時は2車種にとどまっており、短期間で安全性能の底上げが進んでいる。

今回評価対象となったのは、最大18トン級のリジッド車で構成される「地域配送」カテゴリーで、物流現場で広く使用される汎用性の高い車種群。都市部から高速道路周辺の物流拠点まで幅広い環境で運用されるため、視界性能や事故回避機能の高度化が重視される。評価では「安全運転支援」「事故回避」「衝突後安全」の3領域で性能を検証し、都市環境での安全性を満たした車両には「CitySafe」認証も付与された。

中でもスカニアのLシリーズは総合評価90%を獲得し、全方位で高い安全性能を示した。低床キャブによる優れた直接視界に加え、歩行者や自転車検知を含む衝突回避機能が評価された。メルセデス・ベンツ「アクトロス」やボルボ「FM」も88%と高水準で続き、MAN「TGM」も80%で同社初の5つ星を獲得した。

一方で、安全装備の標準化にはばらつきが残る。DAF「XD」は多くの安全機能を標準搭載する一方、他メーカーではオプション設定に依存するケースも多い。安全装備は車両価格に対する比率が小さいにもかかわらず事故防止効果が大きいことから、標準装備化の重要性が指摘されている。

都市部配送の安全性向上はドライバー保護だけでなく、歩行者や自転車との事故リスク低減にも直結する。今後は12トン以下の都市配送車両の評価も予定されており、安全性能のさらなる底上げが見込まれる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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