ロジスティクスアクセンチュア(アイルランド)は22日、ボーダフォン・プロキュア&コネクト(ルクセンブルク)、SAP(ドイツ)と共同で、倉庫業務にヒューマノイドロボットを活用する実証を実施したと発表した。フィジカルAI(人工知能)を活用し、作業効率や安全性の向上、業務モデルの高度化につなげる。
実証はドイツ・デュイスブルクの倉庫で行われ、ヒューマノイドロボットが既存のWMS(倉庫管理システム)と連携しながら運用された。SAPのWMSから指示を受け、施設内の巡回や目視点検を自律的に実施。誤配置や破損品の検知、パレットの積載状況や重量バランスの確認、未活用スペースの特定、通路上の障害物検知などを行い、その結果をリアルタイムでシステムに反映する。

▲施設内で目視検査を行う人型ロボット(出所:アクセンチュア)
SAPはロボットと基幹システムの統合を担い、アクセンチュアはロボットの知能設計や運用フレームワークを構築した。デジタルツイン上での学習と実環境での運用を組み合わせることで、実用化を見据えた検証を進めた。
ヒューマノイドロボットは音声やジェスチャー、テキストによる人との自然な対話が可能で、倉庫作業員と協働する形で運用される。作業負荷の軽減や労働災害の低減、残業時間の削減、人材依存の緩和などの効果が期待される。また、ロボットの稼働データを蓄積することで、将来的なロボット活用ビジネスの構築にもつなげる。
倉庫現場では人手不足と安全確保の両立が課題となるなか、フィジカルAIとロボティクスの融合は新たな選択肢となり得る。今後は実証段階から本格導入への移行と、業務プロセス全体への適用範囲の拡大が進む見通しだ。
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