荷主日本触媒は28日、中国の合弁会社・湖南福邦新材料において、リチウムイオン電池用電解質LiFSIの製造設備を増設すると発表した。新たに年産1万トンの能力を段階的に立ち上げ、既存の年産2400トンと合わせて2027年中に年産1万2400トン体制を構築する。
同社はこれまで、設備のボトルネック解消により生産能力を拡張してきたが、EV(電気自動車)向けに加え電力貯蔵システム(ESS)用途での需要拡大を受け、さらなる供給力強化が必要と判断した。LiFSIは電池の長寿命化や充電時間短縮、低温性能向上に寄与する電解質として採用が広がっており、特に中国市場で需要が急増している。
増設は既存敷地内で実施し、26年度に年産3000トン、27年度に年産7000トンの商業運転を順次開始する計画。資金は合弁会社の自己資金と借入で賄い、日本触媒からの追加出資は行わない。
電池材料の増産は原料調達から製品出荷までのサプライチェーン拡張を伴う。特に電解質は高純度管理が求められるため、品質維持と輸送効率を両立した物流設計が重要となる。現地生産の拡大は、輸送距離の短縮や供給リードタイムの圧縮につながる一方、需要地近接型の供給体制構築を通じて、電池メーカーへの安定供給を支える役割を担う。
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