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タンクローリー違反率改善も、無許可改造など増加

2026年4月30日 (木)

調査・データ全日本トラック協会は28日、消防庁が取りまとめた移動タンク貯蔵所(タンクローリー)などに対する立入検査結果の周知を各都道府県トラック協会に要請した。危険物輸送の保安確保に向け、違反事項の是正と再発防止の徹底を求めている。

検査は2025年11月を中心に全国で実施され、対象は延べ2万982台。不適合等車両の割合は12.97%と前年の14.29%から1.32ポイント改善した。一方で個別の違反内容では課題が残る。無許可車両は63台と前年から14台増加し、特に注入ノズルの無許可改造などが全体の6割を占めた。

また、定期点検に関する義務違反は875台と前年より31台増加し、依然として最多の違反項目となった。設備の基準不適合では、タンク本体や配管、附属装置の損傷・機能不良、表示・標識の不備などが多く確認されている。運転要員不足や危険物取扱者の免状不携帯など、運用面での不備も散見された。

実施場所別では、道路上での検査が最も多く、走行中車両の誘導検査も含めた監視体制が敷かれている。危険物運搬車両の不適合率も7.02%と一定水準にあり、輸送段階での管理の重要性が改めて示された。

安全対策の指標となるイエローカード(緊急時対応書類)の携行率は、移動タンク貯蔵所で95.8%と高水準を維持した一方、危険物運搬車両では65.5%にとどまり、車種間で差が見られた。不適合率は改善傾向にあるものの、無許可改造や点検未実施といった基本的な法令遵守の徹底が依然として課題となる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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