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中国商品市況、化学品・鉄鋼上昇もエネルギー軟調

2026年5月7日 (木)

国際中国物流購買連合会(CFLP)は6日、4月27-30日の中国主要商品価格動向を公表した。調査対象50品目のうち30品目が前週比で上昇し、特に化学品や鉄鋼関連市況の上昇が目立った。一方、エネルギーや農産物、有色金属は軟調となり、中国国内の製造業需要や在庫調整の動向が商品市況に影響を与えている。

業種別では、鉄鋼など黒色系商品の総合価格指数が前週比1.3%上昇、化学品が1.1%上昇した。一方、有色金属は0.8%下落、農産物、鉱産物、エネルギー関連もそれぞれ0.4%下落した。

品目別では、上昇率トップが精製ニッケルで4.9%上昇。PTA(高純度テレフタル酸)が4.8%、エチレングリコールが4.0%上昇した。化学原料価格の上昇は、包装資材や合成繊維、樹脂関連コストへ波及する可能性があり、物流・製造業界にとっても輸送資材コスト上昇要因となる。

鉄鋼関連では、ステンレス鋼が3.3%上昇。熱延鋼板や冷延鋼板も上昇し、トラック架装材や物流設備、コンテナ、倉庫建材コストへの影響が懸念される。一方、燃料油は3.4%下落し、ガソリンも0.8%下落した。原油市況の不安定化が続くなか、中国国内ではエネルギー価格に一服感も見られた。

下落率では、苛性ソーダが5.7%安、リンゴが4.0%安、酸化プラセオジム・ネオジムが3.9%安となった。レアアース関連の下落はEV(電気自動車)やモーター関連材料市況にも影響を与える可能性がある。

中国では5月1-5日の大型連休を前に、一部製造業や物流企業で在庫積み増し需要が発生したとみられる。一方で、不動産市場低迷や輸出環境悪化を背景に、建材やエネルギー需要には弱さも残る。物流業界では、包装資材、燃料、鋼材など主要コスト項目の変動が輸送費や設備投資計画へ影響を与えており、中国商品市況はアジア域内サプライチェーン動向を占う指標の1つとなっている。

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