財務・人事アリババグループ(中国)は13日、2026年3月期決算を発表した。売上高は前期比3%増の1兆236億7000万元となった一方、営業利益は同64%減の501億5000万元だった。AI(人工知能)・クラウド、即時配送、利用者体験への投資が利益を押し下げた。
物流関連では、中国EC(電子商取引)事業内の「直販・物流・その他」売上高が2%増の1055億1800万元となった。「天猫」「天猫国際」などの直販事業に加え、物流サービスや付加価値サービスを含む区分で、物流サービス収入の増加が寄与した。
一方、即時配送を含むクイックコマース事業は47%増の785億2000万元と大きく伸びた。25年4月末に展開を始めた「淘宝即時購」(タオバオ・インスタントコマース)の注文増が主因。3月四半期でも同事業は前年同期比57%増となり、同社は高単価の食品注文や非食品カテゴリーに注力し、注文単価と採算性が改善していると説明した。
国際EC事業では、海外向け通販サイト「AliExpress」(アリエクスプレス)などの小売事業が伸び、同部門売上高は9%増の1441億7000万元だった。物流最適化と運営効率化により赤字幅も縮小し、通期の調整後EBITA(利払い前・税引き前・無形固定資産償却費控除前利益)損失は20億5100万元と、前期の151億3700万元から大きく改善した。
一方、物流子会社の菜鳥(ツァイニャオ)を含む「その他」部門は25%減の2543億6700万元となった。大潤発、銀泰百貨の売却影響に加え、菜鳥の売上減少も響いた。
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