ロジスティクス日本郵船は14日、LNG(液化天然ガス)燃料エンジン向けメタン酸化触媒装置の実証試験で初回計測を実施し、排ガス処理装置単体で90%以上のメタン酸化率を確認したと発表した。
実証試験は、KEYS Bunkering West Japan(北九州市門司区)が保有し、太平洋沿海汽船が管理するLNGバンカリング船「KEYS Azalea」で実施している。三菱重工マリンマシナリ、三菱造船、ダイハツインフィニアースと共同で進めている。
LNG燃料エンジンでは、燃料中のメタンが完全燃焼せず大気中へ排出される「メタンスリップ」が課題となっている。メタンはCO2より温室効果が高く、海運業界では排出削減が重要テーマとなっている。

▲LNGバンカリング船「KEYS Azalea」(出所:日本郵船)
今回の触媒装置は、排ガスに含まれるメタンを酸化処理し、CO2と水へ変換する仕組み。三菱重工マリンマシナリの触媒装置設計製造技術を中心に、三菱造船の造船技術、ダイハツインフィニアースのエンジン最適化技術を組み合わせて開発した。陸上試験では70%以上のメタン酸化率を確認しており、船上で行った初回計測では、排ガス処理装置単体で90%以上のメタン酸化率を達成した。今後はKEYS Azaleaにフルスケール実証機を1年間搭載し、九州・瀬戸内地域での実運航環境下で性能検証を進める。
日本郵船グループは海運分野の脱炭素化に向け、LNGをはじめとする次世代燃料の活用を推進している。今回の実証を通じ、船舶からの温室効果ガス排出削減と環境負荷低減を進める。
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