サービス・商品サトー(東京都港区)は、RFIDを活用して製造工程をリアルタイムで可視化する新ソリューション「IritoDe工程管理」の提供を開始したと発表した。製造現場における作業進捗や履歴を自動取得し、製造現場の効率化や品質向上を支援する。
同システムは、RFIDラベルを付与した作業指示書や社員証を利用し、作業者がタグをかざすだけで作業開始・完了を自動記録する仕組み。作業者情報や部材情報、検査結果なども一元管理できる。

▲RFIDラベルを活用した指図書の読み取りと、反映画面の様子(出所:サトー)
製造現場では、作業実績の入力を人手に依存するケースが多く、進捗状況や仕掛品の滞留状況をリアルタイムで把握しにくいことが課題となっていた。特に、多品種少量生産やオーダーメイド型製造では、工程が固定化されておらず、作業時間や原価把握の難しさが生産計画や収益管理の障壁になっているという。
IritoDe工程管理は、工程進捗のリアルタイム可視化に加え、作業履歴や検査データを自動蓄積。蓄積データの分析により、作業時間の標準化や原価把握など現場改善にも活用できる。
また、RFIDはバーコードと異なり「かざすだけ」で情報取得が可能となり、入力作業の削減やヒューマンエラー防止にもつながる。標準パッケージの場合は最短約2カ月で導入でき、現場に応じたカスタマイズにも対応する。
対象は、組立製造業や電気・電子部品の組立工程、人手作業中心の製造ラインなど。量産型からオーダーメイド型まで幅広い生産方式に対応する。
同社は今後、タブレット端末やAndroidデバイスへの対応拡充、分析機能強化などを進め、製造現場の省力化と高度な現場管理を支援していく。
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