国際CMA CGM(フランス)は26日、LNG(液化天然ガス)燃料を使用する新造コンテナ船「CMA CGM NOTRE DAME」(ノートルダム)を受領したと発表した。フランス船籍で運航するコンテナ船としては最大で、積載能力は2万4212TEU。全長400メートル、幅62メートル、高さ75メートルの大型船で、中国・上海から初の商業航海を開始し、7月上旬にフランス、欧州に到着する予定だ。
同船は、同社が整備する同型船10隻シリーズの1隻目となる。7月2日にフランス・ルアーブルで命名式を行う予定で、全船をフランス国際船籍登録制度(RIF)に登録する。同社は10隻の運航に向け、フランス人船員135人を採用・育成する計画も示している。

▲新造コンテナ船「CMA CGM NOTRE DAME」(出所:CMA CGM)
CMA CGM NOTRE DAMEは、アジアと北欧を結ぶ同社の主要サービス「French Asia Line」(FAL)に投入される。寄港地は寧波、上海、塩田、シンガポール、ルアーブル、ロッテルダム、ハンブルク、タンジェメッドなどで、1航海のローテーションは102日。アジアと欧州を結ぶ主要貿易ルートの輸送力を強化する。
環境対応では、LNG推進システムに加え、航行時のエネルギー消費を抑える空力ウインドシールドや、1万8600立方メートルのLNGタンクを搭載する。冷凍コンテナ向けには1600本のリーファープラグを備え、給電や換気を最適化するエネルギー管理機能も導入した。船体設計の見直しにより、船体寸法を拡大せずに積載能力を280コンテナ分増やしたとしている。
船橋は全面的にデジタル化され、拡張現実を使った航行支援、進路予測、360度可視化などの機能を備える。AI(人工知能)を活用し、航路、速度、エネルギー消費を最適化する仕組みも導入した。これらの運航データは、マルセイユ、マイアミ、シンガポールにある同社のフリートセンターと連携し、船員の判断を支援する。
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