荷主丸紅I-DIGIOグループの丸紅情報システムズ(東京都文京区)は28日、経済産業省が運用開始を目指す「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度」に対応する「SCS評価取得支援サービス」の提供を始めると発表した。サプライチェーン全体でサイバーセキュリティー対策の強化が求められるなか、企業の制度対応を支援する。
SCS評価制度は、取引先のセキュリティー対策状況を外部から把握しにくい発注元企業と、複数の取引先から個別に対策を求められる委託先企業の双方の課題に対応する制度。経産省は2026年度下期の運用開始を目指している。制度開始前の段階でも要求事項は多く、現状分析や不足項目への対応には時間を要するため、同社は早期対応の必要性を指摘している。
新サービスでは、企業のセキュリティー対策状況を確認するギャップ分析、課題と対応策の整理、制度準拠に向けた支援、継続的なリスクチェックまでを4つのプランで提供する。サプライヤー側の評価取得支援に加え、サプライチェーンを統括する企業側の支援も行う。
物流分野でも、荷主、倉庫、運送会社、システム事業者、外部委託先がデータ連携する場面が増えており、サイバー攻撃が1社にとどまらず取引先の業務停止や出荷遅延に波及するリスクが高まっている。受発注、在庫、配送管理などのシステムが連なるサプライチェーンでは、取引先を含めたセキュリティー水準の可視化と継続的な確認が、事業継続上の課題になっている。
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