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日産と高山化成、塗装工程廃材を遮音シートに

2026年5月29日 (金)

荷主日産自動車と高山化成(大阪府八尾市)は27日、車両塗装工程で発生する炭酸カルシウムを建材として活用する取り組みを開始したと発表した。

日産が工場で回収した炭酸カルシウムを原料として提供し、高山グループが建材用遮音シート「TS-12/TS-20」を製造・販売する。これにより、生産工程で発生する廃材の有効利用を進め、廃棄物削減と資源循環の両立を図る。

(出所:日産自動車)

車両塗装工程では、車体に付着しなかった塗料ミストが発生する。従来は水槽へ送り込み、産業廃棄物として処理していた。一方、日産の栃木工場と追浜工場に導入している「ドライブース方式」では、炭酸カルシウムを充填したフィルターに塗料ミストを吸着させて回収する仕組みを採用。乾燥した固形状態で回収できるため、資源として再利用が可能となった。

建材用遮音シート「TS-12/TS-20」は、日産工場から回収した炭酸カルシウム廃材を使用することで、従来材と比べCO2排出量を30%以上低減する。また日産では、年間1200トンの廃棄物と2500万円の廃棄物処理コスト削減を見込む。

さらに日産は、回収した炭酸カルシウム廃材の活用拡大を検討しており、2030年以降には自動車部品への適用を目指すとしている。

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