サービス・商品Gaussy(ガウシー、東京都港区)は2日、同社の物流ロボットサービス「Roboware」(ロボウェア)で、棚搬送型ロボットの「スポットレンタルサービス」を始めたと発表した。EC(電子商取引)の大型セールや年末商戦など、一時的に出荷量が増える繁忙期に合わせ、稼働中のGTP(Goods to Person)環境へロボットを追加投入できるようにする。最短1か月、最少1台から利用でき、繁忙期終了後は返却する仕組み。
棚搬送型ロボットは、商品棚を作業者のもとへ搬送し、保管・ピッキング工程の省人化や作業効率化を図るシステム。EC倉庫や製造物流の現場で導入が進む一方、導入台数は通常期と繁忙期の物量を見込んで固定的に設計されることが多い。通常期に合わせれば繁忙期に処理能力が不足し、繁忙期に合わせれば通常期に遊休設備が生じる。波動需要への対応は、自動化投資の費用対効果を左右する課題となっている。
新サービスは、既存のGTP環境に対し、必要な期間と台数に応じて棚搬送型ロボットを追加する。Robowareのエンジニアが現地で設定を行い、通常稼働を止めずに増設する。追加投入は最短1か月で完了するとしており、ブラックフライデーや年末商戦など、短期間に出荷量が膨らむ局面での処理能力を確保する。ただし、ロボットの在庫状況によっては提供まで待機が生じる場合がある。
Gaussyは、全国の複数拠点で棚搬送型ロボットを導入・運用してきた実績をもとに、短期の増設と撤去に対応する体制を整備。すでに棚搬送型ロボットを利用している企業の繁忙期対応を支援するほか、これから保管・ピッキング工程の自動化を検討する企業に対しても、固定資産としての設備導入に限らない選択肢として打ち出す。
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