荷主日産化学は1日、インド子会社のニッサン・バラット・ラサヤンに、新規水稲用除草剤「ライゾニック」原体の製造設備を新設すると発表した。2028年度の完成・稼働開始を予定しており、グローバル展開を見据えた安定供給体制を構築する。
ニッサン・バラット・ラサヤンは、インド農薬大手バラット・ラサヤンとの合弁会社として2020年に設立された。23年にはグジャラート州サイカで工場稼働を開始している。今回の投資は、日産化学が創製した除草剤ライゾニックの需要拡大に対応する戦略投資に位置付けられる。
ライゾニックは一般名をイプトリアゾピリドとし、27年から日本やインドなど主要市場で上市を予定する。今後は世界市場への展開を進め、水稲用除草剤分野での競争力強化を図る。
農業化学品分野では、地政学リスクや需要変動を背景に、原体供給の安定化が重要課題となっている。インドでの生産能力増強は、グローバル農薬サプライチェーン強化につながる動きとなる。
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