荷主シャープ化学工業(堺市西区)は1日、受注停止を継続していた建築用シーリング材「DrySara」(ドライサラ)の受注を同日8時から再開したと発表した。これにより、同社製品における受注停止品はすべて解消した。ただ、原材料などの調達環境は依然として不透明で、安定供給を優先するため全製品で数量制限を続ける。
受注条件は、全製品について昨年同月の購入実績を上限とする。注文が集中しているため、注文書の処理には通常より時間を要しており、希望納期に対応できない場合がある。納期回答は送り状の送付をもって代える。状況の変化によっては、予告なく受注を一時停止する可能性もあるとしている。
同社は中東情勢の緊迫化に伴う原材料調達の不安定化を受け、4月20日出荷分から溶剤系製品を40%以上、5月11日出荷分からその他製品を20%以上値上げした。あわせて、昨年実績を基準とした注文数量制限を行う可能性を示していた。5月には、原材料不足や物流費上昇により一部製品で欠品や分納が避けられないとして、分納時の運賃請求運用も暫定的に変更した。
今回の受注再開により供給停止は一段落したが、受注数量の上限、納期回答の簡略化、再停止の可能性が残るため、販売先や施工現場では必要量の確保と納期調整が引き続き課題となる。
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