国際オマーンの総合物流事業者アシアド・グループは3日、ウズベキスタンの主要物流プラットフォームの支配株式を取得する戦略取引を完了したと発表した。Orient Group、Uzbek-Oman Investment Company(UzOman)との連携によるもので、中央アジアの成長市場に直接参入し、オマーンの港湾と中央アジアの物流回廊を結ぶ体制を構築する。
取得対象のUniversal Logistics Services(ULS)とHighway Logistics Center(HLC)は、いずれも首都タシケントの貨物ネットワーク上に位置する内陸型の複合輸送拠点。アシアドによると、ウズベキスタンの鉄道コンテナ貨物の25%を取り扱い、高付加価値倉庫分野でも強い基盤を持つという。
アシアドは、これらのドライポート機能を自社の国際ネットワークに組み込み、鉄道・道路輸送、倉庫、通関、ラストマイル配送と、オマーンの港湾運営を連携させる。中国、欧州、中東、周辺の中央アジア諸国を結ぶ貨物流動の取り込みを狙う。
中央アジアの物流回廊は、中国・欧州間輸送や中東向けルートの再編で関心が高まっているものの、国境手続き、鉄道・道路網の接続、周辺国との制度調整が実効性を左右する。アシアドの参入は、港湾事業者が内陸物流まで押さえ、貨物の発地側から回廊形成に関与する動きとして注目される。
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