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商船三井、米FLNG事業に300億円出資

2026年6月4日 (木)

ロジスティクス商船三井は4日、米国初となる洋上LNG液化設備(FLNG)プロジェクトへの最終投資を決定し、出資参画すると発表した。年間440万トンの液化能力を持つ世界最大級のFLNG事業で、2030年ごろの生産開始を見込む。総事業費は50億ドル、出資総額は14億ドルで、同社は3億ドルを出資する予定である。日本の海運会社としてFLNG事業への参画は初となる。

▲FLNGイメージ(出所:商船三井)

同プロジェクトは、米エネルギー会社デルフィン・ミッドストリームが開発を進める事業で、Global Infrastructure Partners(BlackRockグループ)やVitolなどが出資者として参画する。商船三井は2023年からデルフィン・ミッドストリームへ出資し、事業開発支援や事業性評価を進めてきた。今回、主要許認可の取得や長期販売契約の締結など事業実現に必要な条件が整ったことから、正式な投資判断に至った。

プロジェクトでは、米国ルイジアナ州南部沿岸沖40マイル(64キロ)に設置するFLNG設備で天然ガスを液化する。原料ガスは米国内の既存パイプラインを通じて輸送され、液化後はLNG船に積み込まれ購入者へ引き渡される。液化したLNGについては、Centrica、Expand Energy、Vitol、Gunvorと長期販売契約を締結済みだ。

▲陸上液化設備からガスが米国内の既存パイプラインを通じて購入者へ届く流れイメージ(出所:商船三井)

FLNGは陸上液化設備と比べて周辺地域への影響を抑えられるほか、混雑したシップチャネルを回避できるためLNG船の柔軟な運航が可能となる。また、ハリケーンなどの荒天時には係留設備を切り離して安全海域へ退避できるため、被害リスクの低減も期待される。

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