M&AKudan(東京都渋谷区)は4日、産業用3Dビジョンとモバイルロボティクス分野を手がけるMRDVS(中国)と協業し、ロボットや産業用フリート向けスマートセンサーモジュールにVisual SLAM技術「KdVisual」を統合すると発表した。物流施設や工場、屋外ヤードなどで稼働するロボットや自律移動システムの自己位置推定機能を強化し、自律化の高度化を目指す。
両社は、MRDVSの3DビジョンハードウエアとKudanのVisual SLAMソフトウエアを組み合わせることで、センサーモジュール内で直接位置推定や環境認識を処理する「オンモジュール空間知能」の実現に取り組む。これにより、クラウドや外部コンピューティング環境への依存を減らし、リアルタイム性や運用継続性の向上を図る。
今回の協業では、センシング機器内で自己位置推定を実行することで、ネットワーク環境に左右されない運用を可能にする。位置推定や環境認識機能をモジュール内部で処理することで、通信環境が不安定な現場でも安定した性能を維持できるとしている。
MRDVSは産業用3Dカメラやスマートセンサーモジュールを展開し、障害物検知や自律走行、ビジュアルポジショニングなどの技術を提供している。一方、KudanのKdVisualは、カメラ映像から機械自身の位置や姿勢を推定する商用向けVisual SLAM技術で、物流施設や工場、屋外エリアなど環境変化の大きい現場でも高精度な自己位置推定を実現する。
今回の連携により、ロボットメーカーやシステムインテグレーター、フリート運用事業者は、位置推定機能を備えた統合型ソリューションを容易に導入できるようになる見込み。両社は今後、アジアや欧州をはじめとするグローバル市場で技術統合や顧客検証、市場開拓を進め、物流・製造分野におけるフィジカルAI(人工知能)の実用化を加速させる。
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