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農水省、バター輸入枠を最低数量に据え置き

2026年6月8日 (月)

産業・一般農林水産省は5日、2026年度のバターと脱脂粉乳の輸入枠数量について、WTO(世界貿易機関)において輸入機会の提供を約束している最低数量にとどめ、品目別内訳を据え置くと発表した。バターの需要は業務用を中心に堅調だが、現時点では欠品に至る状況とは判断しなかった。

バターや脱脂粉乳などの輸入は、国内需給への影響を抑えるため、農畜産業振興機構を通じた国家貿易が基本となっている。輸入枠は毎年1月に翌年度分を示し、5月と9月を基本に増減の必要性を検証する。

直近の需給では、ヨーグルトなどの原料となる脱脂粉乳の需要が低迷する一方、バター需要は堅調に推移している。農水省は、26年度内について飲用需要の減少もあり、バター在庫は年間を通じて堅調に推移し、年度末は3.6万トンとなる見通しを示した。ただ、生産動向は見通しにくく、需給が上下に振れる可能性があるとして、引き続き動向を注視する。

今回の検証を踏まえ、輸入枠はカレントアクセスとして生乳換算13.7万トンに据え置く。農畜産業振興機構は設定した枠数量を分け、バターは基本的に毎月、脱脂粉乳は需給状況に応じて輸入入札を行う。乳製品の需給は食品メーカーや外食、冷凍・冷蔵物流にも影響するため、今後の在庫水準と入札動向が注目される。

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