M&A高齢者向け配食サービスを手がけるシルバーライフは15日、成田冷蔵(名古屋市港区)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。取得価額は1億5000万円の予定で、株式譲渡契約の締結と譲渡実行は6月23日を予定している。シルバーライフにとって初のM&A案件となる。
シルバーライフは、高齢社会の進展を背景に配食サービス需要が拡大するなか、製造、物流、販売の各機能強化を進めている。今回の買収により、冷凍弁当製造・通信販売事業やOEM製造事業で取り扱う冷凍食品の保管・物流機能を強化する。名古屋港に近い保税対応倉庫を活用し、東海・関西方面の低温物流網を補完するとともに、原材料調達や輸出入を含む供給網の安定性向上を図る。
成田冷蔵は1960年設立で、製氷業、冷蔵倉庫業、冷凍食品販売、一般食品販売、不動産賃貸業などを手がける。所在地は名古屋市港区新川町。2026年2月期の売上高は1億308万円、営業利益は1125万円、最終利益は1127万円だった。
シルバーライフは、成田冷蔵の既存顧客基盤と冷蔵倉庫運営体制を維持しながら、自社グループの物流・保管機能との連携を段階的に進める。譲渡実行後は現経営陣による半年間の引き継ぎ期間を設け、その後、同社主導の運営体制へ移行する予定。
冷凍弁当や高齢者向け配食では、製造能力だけでなく、保管、在庫、低温配送の安定性がサービス品質を左右する。シルバーライフは、成田冷蔵の低温物流機能を取り込むことで、冷凍食品の保管余力や地域配送網を補強し、東海・関西方面への供給体制を厚くする。
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