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YEデジタル、共通WESで3PL拠点展開支援

2026年6月24日 (水)

サービス・商品YE DIGITAL(YEデジタル)は24日、3PL企業向けに、WES(倉庫自動化システム)「MMLogiStation」を活用した複数拠点対応WES基盤の提供を6月から始めたと発表した。複数荷主・複数拠点を運営する3PL企業が、WMS(倉庫管理システム)を都度改修せずに自動化設備を導入しやすくするもので、倉庫立ち上げ時の業務設計やシステム構築の負担を抑える狙いがある。

3PL企業では、荷主ごとに業務内容や作業フローが異なるため、新規拠点や新規荷主の受け入れ時に、倉庫レイアウト、作業手順、WMS改修などを個別に検討する必要がある。このため、立ち上げに時間と費用がかかり、自動化設備を含めた標準的な運用提案を行いにくい面があった。YEデジタルは、こうした課題に対し、3PL企業ごとの専用環境を共通WES基盤上に構築し、荷主向けに機能を選択して提供できる「機能選択サービス型WESプラットフォーム」として展開する。

同基盤は、倉庫業務に必要な標準機能をあらかじめ備え、荷主ごとに業務フローを選択して使えるようにする。標準機能に加え、3PL企業ごとの専用機能も開発できるため、自社サービスとしての差別化にもつなげる。拠点追加やテナント入れ替えへの対応をしやすくし、個別設計の工数削減や作業品質の安定を図る。

料金体系は複数拠点展開を想定した。共通プラットフォームに対するWES基本ライセンスは初回開発時のみとし、拠点追加時には追加のWESライセンス費用を不要とする。拠点展開時には、自動化設備接続プラグインなどのライセンス費用、基本設計、エンジニアリング費用が発生する。サーバー環境はクラウド、オンプレミスともに3PL企業側で準備する。

導入効果として、YEデジタルは新規倉庫の立ち上げ期間を従来の8-12か月から4-6か月へ短縮できる可能性を示した。ただし、これは同社の顧客ヒアリングに基づく想定で、業務内容や規模によって異なる。標準業務フローと自動化設備を組み合わせることで、作業効率化や省人化の提案を荷主に示しやすくする。

同社は導入検討段階から効果試算、いわゆるROI検証も支援する。立ち上げ期間の短縮、Wave制御による省人化、意思決定の迅速化、WMS改修回避によるコスト削減などを試算し、投資判断を後押しする。3PL事業では荷主との契約や受託期間に応じて投資回収の見通しが左右されるため、導入前の検証が重要になる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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