ロジスティクスカナダのクリーン技術企業ダイナサートは24日、ベトナムのトラック物流会社から、水素活用型の燃費・排出削減装置「HydraGEN」の初の量産注文を受けたと発表した。市場参入戦略の一環として複数顧客で実施してきた実証で、同物流会社での試験導入が性能目標と運用要件を満たしたとしている。
HydraGENは、独自の電気分解システムで水素と酸素を必要時に生成し、エンジンの吸気側に供給して燃焼効率を高める仕組み。内燃機関の燃料消費とCO2排出の削減を狙う技術で、道路輸送車両のほか、冷凍トレーラー、鉱山、建設機械、港湾荷役機器、発電機など幅広いディーゼルエンジン用途を対象とする。
同社はあわせて、ベトナムにある世界有数の港湾運営会社の拠点で、トラックとコンテナリフターに複数のHydraGENを設置したことも明らかにした。港湾荷役機器への導入は、港湾事業者の国際ネットワークで導入実績を示す機会となり、港湾物流分野での展開拡大に向けた足掛かりとなる。
ダイナサートは、燃料消費の監視や温室効果ガス排出量の算定に使うテレマティクス基盤「HydraLytica」も提供している。東南アジアで物流企業や港湾運営会社の脱炭素対応が進むなか、既存ディーゼル機器を活用しながら排出削減を図る選択肢として提案する。
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