ロジスティクススタンダード・リンク(東京都中央区)は7月1日、英国のドローンメーカー、スカイドローンズ・テクノロジーズと戦略的パートナーシップを締結し、日本における製品の独占販売権を取得したと発表した。長距離飛行が可能なVTOL(垂直離着陸)無人機を国内市場へ展開し、離島物流や医療配送などでの活用を目指す。

(出所:スタンダード・リンク)
スカイドローンズ・テクノロジーズは、機体、フライトコントローラ、クラウドフリート管理ソフトウエア、AIアルゴリズムを一体開発する英国企業で、物流や防衛分野で実績を持つ。製品はハネウェル・エアロスペース・テクノロジーズの技術実証に採用されているほか、米国海洋大気庁(NOAA)の調達では唯一の供給元として指定された実績があるという。
日本市場では、物流業界の人手不足や物流の2024年問題を背景に、離島や過疎地域の物流網維持が課題となっている。スタンダード・リンクは、長距離の目視外飛行(BVLOS)に対応するSkyLaneシリーズを活用し、医薬品や日用品などの配送、船舶への物資輸送など新たな物流インフラの構築を目指す。
主力機の「SkyLane-350」は最大500キロの航続距離と最大7キロの積載能力を備え、島しょ間物流などへの活用を想定する。一方、水素推進の「SkyLane-650H」は最大45キロの積載能力と最大14時間の飛行性能を持ち、大型物資や長距離輸送への対応が可能としている。複数機を一元管理するクラウドシステムも備え、地域全体の物流ネットワーク構築を支援する。
今後は、スタンダード・リンクが保有するAI画像解析やカラーナイトビジョンなどの技術と組み合わせ、日本市場向けの統合ソリューションを開発する計画で、物流分野のほか、インフラ点検や環境モニタリング、防衛・安全保障分野などへの展開も視野に入れるとしている。
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