国際APモラー・マースク(デンマーク)は3日、インドで製造された輸出入用海上コンテナを初めて調達したと発表した。国際海運会社がインド製コンテナを採用する初の事例としており、同社は同国のコングロマリット企業DCMシュリラムグループに追加で1000本のコンテナを発注した。

(出所:APモラー・マースク)
初号機は、ウッタルプラデシュ州ダドリにあるマースクとインドコンテナ公社(CONCOR)の合弁内陸コンテナデポで公開された。今回の取り組みは、2025年2月にマースク監査役会議長のロバート・マースク・ウグラ氏がインドのナレンドラ・モディ首相と会談し、同国での国際水準のコンテナ製造への協力を求められたことを契機に進んだ。
マースクは開発段階で、自社の品質保証基準や技術要件をインド側の製造パートナーと共有。コンテナはISOの構造・寸法仕様や国際安全コンテナ条約(CSC)に適合し、積み重ね、吊り上げ、ねじれ、床強度、耐候性などの試験を受けた。初号機はこれらの試験を通過し、CSCの安全承認を取得した。
インド政府は26年度予算で、コンテナ製造を含む関連分野に1000億ルピー規模の生産連動型優遇策(PLI)を提案しており、国内製造品の国際競争力を高める政策環境を整えつつある。マースクは、インドの製造能力と供給体制が拡大すれば、同国内でのコンテナ調達をさらに深める考えを示している。
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