
(出所:UMA)
産業・一般フィジカルAI企業のUMA(フランス)は7日、同日パリで開催されたMachina Summitで同社初となるヒューマノイドロボットの設計構想と、新たなAI(人工知能)学習基盤「Real-Time Learning」を発表した。工場、倉庫、物流センター、産業施設など、人が作業する既存環境での活用を想定する。
同社は、高齢化や製造業の国内回帰、エネルギー転換を背景に、先進国を中心に労働力不足が強まるとみている。ヒューマノイド型を採用することで、既存の工具や設備を使い、人の動線を前提にした現場へ導入しやすくする狙いがある。外観は人間に似せすぎず、顔の代わりに中立的なバイザーを備え、機械であることが分かるデザインとした。
Real-Time Learningは、手作業でプログラムを組むのではなく、作業の実演を通じてロボットに新しい技能を習得させる仕組み。現場環境から継続的に学習し、未知の状況への適応や作業精度の改善につなげる。用途ごとに個別開発が必要だった従来型ロボットに比べ、幅広い産業現場へ展開しやすくすることを目指す。
UMAは2025年設立で、パリに本社を置き、ロンドンとジュネーブにもチームを持つ。米国と中国が主導するヒューマノイド開発競争のなかで、欧州の研究基盤と産業集積を生かし、労働力不足への対応や人の高付加価値業務への移行を支える技術として実用化を進める。
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