国際UPS(米国)は9日、台湾南部で拡大する国際物流需要に対応するため、高雄市楠梓区に新たなオペレーションセンターを開設したと発表した。新拠点は従来施設に比べ、面積と荷物処理能力をそれぞれ2倍に拡大した。
対象地域は岡山工業区、岡山本洲産業園区、楠梓科技産業園区、仁武産業園区など。半導体や先端製造、航空宇宙関連企業が集積する高雄周辺と、UPSが200以上の国・地域で展開する国際物流網との接続を強化する。
新拠点の稼働により、対象地域から米国向けに輸出する荷物の集荷締め切り時刻を最大3時間延長する。荷主企業は受注処理や梱包、出荷準備に充てる時間を確保しやすくなり、緊急性の高い部品や高付加価値製品の国際輸送にも対応しやすくなる。

▲新たに新設された集荷センター(出所:UPS)
台湾財政部によると、2026年1月から5月までの台湾輸出額に占める米国向けの比率は32%を超え、25年の31%から上昇した。UPSは、高雄周辺で進む半導体やAI関連産業の集積を背景に、米国向けを中心とした輸送需要の取り込みを図る。
同社は26年3月、桃園市にアジア太平洋地域で最大規模となる物流センターを開設しており、台湾北部に続いて南部でも拠点機能を拡充する。
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