国際米鉄道大手ユニオン・パシフィック(UP)は16日、コロラド州プエブロに開設されたロッキーマウンテン・スチール・ミルズの新レール工場から、初めて生産された長尺レールを受け取ったと発表した。新工場は総額12億ドルを投じて整備され、今回の納入をもって本格稼働を開始した。
新工場では、1本あたり100メートルの長尺レールを生産する。従来の80フィート、24メートルのレールと比べ、敷設時に必要となる溶接箇所を80%削減できるとしており、保守作業の効率化や軌道の安全性、信頼性の向上が見込まれる。UPは4月、同社と米国内で生産する鉄道レールを調達する7年間の契約を締結しており、必要とするレールの大半を同工場から購入する方針。
両社の取引は、UPが1882年にプエブロの旧レール工場で生産された最初のレールを購入して以来、140年以上に及ぶ。ロッキーマウンテン・スチールは、米国内に残る唯一の鉄道レール専用生産拠点で、鉄鋼労働者組合の組合員が製造を担う。
同工場は電炉を用いて年間110万トンの鉄鋼を生産し、レールのほか、線材、鉄筋、油井管なども手がける。電炉方式により、高炉方式と比べてCO2排出量を75%削減できるとしている。敷地内には75万枚の太陽光パネルを設置し、工場で使用する電力の最大95%を供給する。
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