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病院内搬送ロボ「Moxi 2.0」が全米展開

2026年8月18日 (火)

メディカルディリジェント・ロボティクス(米国)は17日、病院内で医薬品や検体などを搬送するロボット「Moxi」の次世代機「Moxi 2.0」の導入を米国内の医療機関で開始したと発表した。既存機を運用する25以上の病院で蓄積した5年間のデータを基に、処理性能や自律走行能力、稼働時間を強化した。

Moxi 2.0は、エヌビディア(同)製の演算基盤を採用し、周辺環境を認識・解析する処理速度を従来比10-15倍に高めた。混雑した廊下やエレベーターの扉、人の動線が変化する病院内でも、より迅速に判断できるようにした。1回の稼働時間は最長9時間で、充電速度を30%高め、1日最大18時間の運用に対応する。カメラやセンサー、収納部分も刷新した。

新機種では、実際の運用データをAI(人工知能)モデルの改善に反映する独自の「World Model」も導入。各施設で得られた走行や作業データをクラウド側で学習し、ナビゲーションや例外時の復旧、作業遂行能力を継続的に更新する仕組みとする。安全制御や自律走行処理はロボット本体で行うため、Wi-Fiが利用できない環境でも作業を継続できるという。

すでに米国内の複数の医療機関で導入を進めている。既存機は25以上の病院で運用されており、一部施設では4万件超の搬送実績があるという。

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