荷主eMotion Fleet(イーモーション・フリート、東京都品川区)は21日、セイリョウライン(愛知県大府市)が保有する全車両に、次世代テレマティクスデバイス「Geotab Go9」とAI(人工知能)型ドライブレコーダー「Go Focus Plus」を納入する契約を締結したと発表した。運行データの可視化や安全管理を高度化するとともに、将来のEV導入に向けたデータ活用を進める。

▲AI型ドライブレコーダー「Go Focus Plus」(出所:eMotion Fleet)
契約は、運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)のワーキンググループで実施した実証実験の成果を踏まえたもの。セイリョウラインは大型車から小型車まで50台を保有し、名古屋を中心に輸送事業を展開している。
車載器の導入により、走行ルートに加え、アイドリング時間やアイドリング中の燃料消費量、CO2排出量をリアルタイムで可視化する。アイドリング削減による燃料コストの改善を図るほか、故障コードやDPFの汚染状況などのエンジン診断データを取得し、事後対応から予防整備への転換を進める。車両の稼働停止時間削減や整備コストの最適化につなげる狙いだ。
AI型ドラレコでは、脇見運転や疲労運転、一時不停止、車間距離超過、急加減速などをAIが検知・警告する。ドライバーごとの安全運転スコアを可視化し、車載器から取得する走行データと映像データを組み合わせ、安全管理体制を強化する。
今後は、セイリョウラインが開発した運行管理DX(デジタルトランスフォーメーション)システム「D-CROSS」とGeotabのAPI連携を計画する。蓄積した走行、燃費、ルートデータを使ったEV(電気自動車)導入シミュレーションも実施し、TCOに基づく電動化ロードマップの策定を段階的に進める。eMotion Fleetは名古屋・東海地区をはじめとする物流事業者への横展開も目指す。
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