国際サウジアラビア政府系ファンド傘下のAI(人工知能)企業ヒューメインと、自動運転開発基盤を手がけるアプライド・インテュイション(米国)は8月31日、サウジアラビアで自動運転トラックを展開する戦略的協業を発表した。2030年までに主要物流網へ数千台を投入し、国家規模の自動運転物流ネットワークを構築する計画だ。
協業では、ヒューメインが同国内で整備するデータセンターやクラウドなどのAI基盤と、アプライドのフィジカルAI技術を組み合わせる。初期段階は自動運転トラックの導入に注力し、その後、ロボタクシー、港湾、鉱業、製造業、農業、建設業へ対象を広げる。
技術基盤には、アプライドの自動運転システム「SDS」と車載基本ソフト「Vehicle OS」、車両知能化関連製品を使用する。SDSはレベル4の自動運転トラックに搭載され、米国、欧州、日本の公道で稼働しているという。トラックに加え、鉱山機械や農業機械、建設機械にも応用できる複数分野対応の自動運転モデルを活用する。
自動運転トラックを長時間稼働させ、幹線輸送の輸送能力や車両稼働率を高めるとともに、商用車ドライバーの不足に対応する。アプライドはリヤドに事務所を開設し、車両の導入、運行、台数拡大を支える現地の技術チームを整備する。サウジ国内で運用基盤を構築した後、周辺地域への展開も視野に入れる。
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