国際サプライチェーン実行ソフトを手がける米カレリスは3日、保守・修理(M&R)とデポ管理ソフトを提供するニューポート・システムズ(米国)を買収したと発表した。コンテナやシャシー、冷凍コンテナ、発電機、鉄道車両などの保守・修理業務を、ターミナル、内陸デポ、機器所有者、修理事業者などの間で一元管理できる体制を構築する。
物流機器のM&Rでは、見積もり、承認、例外処理、請求などが依然として書類や手入力に依存し、同じ情報を複数システムへ再入力するケースも多い。カレリスは今回の買収により、こうしたやり取りを自動化し、機器の停止時間短縮や意思決定履歴の可視化につなげる。
ニューポート・システムズは、船会社やリース会社、機器所有者との接続基盤を持ち、25本のEDI連携を稼働させている。M&Rに加え、出発前点検、冷凍コンテナの監視、発電機管理、温度監視などにも対応する。
カレリスは、ターミナル運営、ヤード管理、輸送管理、データ交換など既存の機能とM&Rを統合し、荷揚げから内陸輸送、修理、再稼働までの設備ライフサイクルを横断管理する。将来的には、蓄積した設備状態や修理履歴、コスト、所要時間などのデータを活用し、保守時期の予測や修理先の自動選定、定型承認の自動化など、AI(人工知能)を活用した運用高度化も進める方針だ。
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