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キリンビール千歳工場、四足歩行ロボットで設備点検

2026年9月10日 (木)

荷主東北エンタープライズ(福島県いわき市)は9日、キリンビール北海道千歳工場(北海道千歳市)への四足歩行ロボット「Spot」を使った自動巡回点検システムの導入を支援したと発表した。工場内をロボットが自動で巡回し、年間650時間の作業削減を見込む。

キリンビール北海道千歳工場では、労働人口の減少や熟練技術者の引退を見据え、保全業務の省人化を進めている。Spotは2025年8月から運用しており、醸造・包装工場に設定した5つのルートを自動で移動しながら、100か所を点検。階段のある場所にも対応し、これまで従業員が担っていた作業の一部を自動化した。

▲検査業務中の四足歩行ロボット「Spot」(出所:東北エンタープライズ)

アナログゲージの数値を読み取るほか、カメラで機器の状態を記録する。Spotにはサーモグラフィーカメラや超音波カメラなどを搭載でき、温度異常や空気漏れ、回転機器の異常兆候の検知にも対応する。取得したデータを蓄積して状態の変化を継続的に把握し、異常の早期発見につなげる。

東北エンタープライズはSpotの導入から運用体制の構築までを支援。収集したデータは設備点検DX(デジタルトランスフォーメーション)ソリューション「AIMOS-DX」と連携し、履歴の管理や分析、帳票作成を効率化する。

▲AIMOS-DX画面イメージ(クリックで拡大、出所:東北エンタープライズ)

今後は設備保全に加え、工事現場の安全確認や進捗管理などへの活用も検討する。キリンビール北海道千歳工場はロボットやAI(人工知能)を活用したスマートファクトリー化を推進し、業務負荷の軽減や安全性の向上を図る。

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