国際メルセデス・ベンツ・トラック(ドイツ)は9日、アマゾン向けに大型電気トラック「eActros 600」27台を引き渡したと発表した。アマゾンは2026年末までにドイツ国内で同型車50台超を稼働させる計画で、物流拠点と都市部を結ぶミドルマイル輸送に投入する。今回の導入は、アマゾンが進める欧州輸送網の電動化の一環となる。
両社は25年初め、eActros 600を200台超導入する契約を締結しており、アマゾンにとって過去最大規模の電気トラック発注となった。車両の大半は英国に配備され、25年末から納車が始まっている。ドイツ向けでは今回の27台を皮切りに導入を広げる。

(出所:ダイムラー・トラック)
アマゾンは車両導入に合わせ、欧州の拠点に大型車向け充電器を数百基設置する。条件次第ではバッテリー残量10%から80%まで70分程度で充電できるとしている。欧州での輸送網電動化・脱炭素化には10億ユーロ超を投じ、このうちドイツには4億ユーロ超を充てる計画だ。
eActros 600は容量621kWhのLFP(リン酸鉄リチウム)電池を搭載し、40トンの連結総重量で中間充電なしに500キロの航続距離を想定する。条件によっては560キロまで走行可能で、法定休憩中の充電を組み合わせれば1日1000キロ超の運行にも対応できるとしている。
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