ロジスティクス自動倉庫システムを手がけるオートストア(ノルウェー)は13日、倉庫運営の自律化を進める新たなハードウエア、ソフトウエア機能を発表した。異なるサイズのビンを1つの作業ステーションで扱う「FlexBinsPort」や、ケース単位とバラ単位のピッキングを同一システムで処理する「AutoCase」、AIを活用した設計・投資判断支援などを追加する。
FlexBinsPortは、AutoStoreの標準ビン高すべてに対応し、SKUごとのサイズ差を吸収する。保管効率を10-15%改善できると試算しており、2026年第4四半期に提供する。AutoCaseは最大600ミリ×400ミリのケースに対応し、複数ステーションによる並列処理も可能にする。27年第1四半期のソフトウエア更新で提供予定で、すでにスウェーデンのノーウエスト・ロジスティクスやノルウェーのコンプレットで稼働している。
中小事業者向けには、RaaS型のロボットピッキング「Pio Pal」を展開する。事前ピッキング済み注文では、1時間当たり最大540オーダーラインの梱包処理に対応し、新たな事前ピッキング機能により人員を増やさず処理能力を最大3倍に高められるとしている。
設計・投資面では、GenAIを使ってROIを試算する「CubeExplore」や、AIでシステム構成を比較する「CubeStudio」を拡充する。稼働後の保守では「CubeFleet」がリアルタイムの運用データを基に保守時期を通知し、作業指示の作成まで一元管理する。オートストアは、これにより計画外停止時間を35-45%削減できると見込む。
同社は、例外処理や在庫確認、保守などで残る人手作業を減らし、設計から運用までの自律化を段階的に進める。完全無人運用を視野に、ピッキングやケース処理、保守管理など自動化できる業務領域を広げる。
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