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DHL、医薬品向け航空輸送6ルートを新設

2026年10月14日 (水)

メディカルDHLグローバルフォワーディングは12日、医薬品などの温度管理輸送に対応するコールドチェーンネットワークを拡張し、欧州・北米とアジアを結ぶ6つの専用航空輸送ルートを新設したと発表した。成田空港を結ぶルートも含まれ、医薬品の製造・研究・流通拠点間の接続を強化する。

新設したのは、リエージュ―上海、ブリュッセル―上海、ブリュッセル―シンガポール、シンシナティ―シンガポール、シンシナティ―東京・成田、シンシナティ―ソウル・仁川の6ルート。医薬品関連の顧客に輸送経路の選択肢と温度管理された輸送能力を提供し、サプライチェーンのリスク低減と製品品質の維持につなげる。

新設ルートは主にDHLの専用ネットワークで運用し、運航便の大半でDHLブランドの航空機を使用する。貨物をDHLの輸送網内で取り扱うことで、輸送途中の引き継ぎを減らし、貨物の管理や取り扱いの安定性を高める。

輸送にはボーイング777型貨物機を使用し、それぞれに温度設定を設けた3つの貨物区画で貨物の温度要件に対応する。ネットワークでは、温度管理用の特殊ブランケットや相変化材料、検証済みの運用手順を活用し、荷役や積み替え時に指定温度範囲から外れるリスクを抑える。

▲温度管理が必要な商品を輸送用に準備する作業員(出所:DHL)

今回の拡張は、ことし開設したブリュッセル―シンシナティ間の航空輸送ルートに続く取り組み。専用ルートや温度管理設備、専門的な運用手順を組み合わせ、医薬品、バイオ医薬品、ワクチン、臨床試験用資材などの安全な輸送を支える。

アジアでは、ブリュッセルとシンシナティからの新ルートにより、シンガポールの医薬品物流拠点としての役割を強化する。同国で計画するコールドチェーンハブには、2-8度と15-25度の専用保管・荷役エリアを設け、空港の制限区域への直接アクセスを備える。

北米では、シンシナティを米国とアジアの主要医薬品市場を結ぶ拠点として活用する。同拠点から車で2.5時間のインディアナポリスでも、ライフサイエンス・ヘルスケア向け施設を拡張し、2-8度に対応する作業・パレット保管スペースを増強している。

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