調査・データ海運調査会社シー・インテリジェンス(デンマーク)は22日、IMF(国際通貨基金)の2026年10月版「世界経済見通し」を基に、コンテナ海運市場への影響を分析した。世界貿易量の伸び率は2025年の5.0%から27年には4.7%へ低下する見通しで、先進国の輸入需要も26年の5.0%から27年には4.2%へ鈍化すると見込む。新造コンテナ船の供給増を吸収するには需要の伸びが不足すると指摘した。
米中間では貿易摩擦の影響も続く。25年の追加関税導入後12か月で、中国から米国への直接輸出は22%減、米国から中国向けは25%減少した。一方、中国企業は輸出品の52%をアジア各国へ振り向け、米国企業も17%を他国向けに転換したという。
中国から米国へ直接輸出する代わりに、ベトナムやマレーシア、インドネシアなどで組み立てた後に米国へ送る動きが広がり、貿易量そのものは維持される一方、寄港地の増加や物流工程の複雑化、コスト上昇につながっている。
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