調査・データ海運調査会社シー・インテリジェンス(デンマーク)は15日、世界のコンテナ定期船ネットワークで、船社が共同運航への依存を減らし、より独自性の高いサービス網へ移行しているとの分析を公表した。深海航路の物理的なサービス数が増える一方、同一サービスを複数船社が販売する比率は低下しており、従来の均質的な運航網から、船社ごとの独自性が強まっている。
同社によると、2012-13年に250程度だった深海航路の運航サービス数は、26年後半には380近くまで増えた。一方、1つの物理的なサービスを何社が販売しているかを示す平均値は、共同運航が最も進んだ14-16年の4.12社から、26年8月には2.65社まで低下した。
船社がVSA(船腹共有協定)を通じて他社と船腹を共有する従来型の運航から、自社で運航リスクをより多く負う体制へ移りつつある。過去には、同じ船を使う同一サービスが複数ブランドで販売され、荷主から見ると選択肢が多いように見えても、実際の輸送経路は同じというケースが多かった。
シー・インテリジェンスは、こうした構造変化により、実際の寄港地や運航経路の違いが広がり、船社ごとのサービス設計が明確になりつつあるとみる。コンテナ定期船市場では、提携による規模の確保だけでなく、独自の運航網やサービス内容で競争する傾向が強まっている。
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