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埼ト協、白トラ是正と適正運賃へダンプ部会設立

2026年10月23日 (金)

ロジスティクス埼玉県トラック協会は27日、ダンプトラック部会の設立に向けた説明会をさいたま市の埼玉県トラック総合会館で開く。2026年4月から違法な「白トラ」に対する荷主や元請事業者への規制が強化され、営業ナンバーのダンプトラック需要が高まっているとして、適法に事業を行う事業者の連携強化や適正運賃の収受、過積載防止などに取り組む。

白トラ規制では、許可や届け出なく有償運送を行う自家用トラックの利用について、荷主に100万円以下の罰金が科されるほか、元請事業者も行政処分や社名公表の対象となる。埼ト協によると、過去には土砂の有償運送や名義貸しなどで摘発された事例もあり、営業ナンバーへの移行を促す必要性が高まっている。

一方、ダンプ輸送では、建設業法と貨物自動車運送事業法の制度上の違いや、土砂などを運ぶ大型車の取り扱いをめぐって不明確な点が残るとしている。営業ナンバーを取得して適法に事業を行う事業者でも、業務範囲や契約形態、運行管理などへの対応で混乱が生じるケースがあるという。

新部会では、営業ナンバーに関する知識向上、標準的運賃の収受、需給変動への対応と安定供給、労働時間管理、過積載撲滅、地域貢献の6分野を重点項目とする。法令や許可制度の勉強会を開くほか、運賃交渉に必要な情報を共有し、国や県、市、荷主などに理解を求める活動も進める。

需給面では、大規模工事の開始時に車両が不足する一方、工事終了後には余剰が生じるなど、需要の波が大きいことが課題となる。営業ナンバー車には、1運行を原則144時間以内とする規制があり、他県から長期間応援車両を受け入れる場合の制約にもなる。このため、災害時に設けられた特例なども参考にしながら、広域応援や車両供給の仕組みを検討する。

労務管理では、改善基準告示や時間外労働の上限規制への対応、拘束時間や休息期間の適正管理、待機・荷役時間の削減などを取り上げる。過積載対策では、警察や行政、荷主への働きかけや啓発資料の作成を想定する。災害時の緊急輸送や土砂運搬、除雪、道路維持、交通安全活動などの地域貢献も活動に含める。

今後は11月30日に発起人会を開き、12月中に加入申込書を会員へ送付する。2027年3月上旬の設立総会で規約、役員、会費などを正式決定する予定だ。

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