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NTTロジスコ、千葉物流拠点を改築、3.5倍に増床

2011年2月15日 (火)

メディカル千葉新A棟の外観図NTTロジスコは14日、首都圏エリアの需要増に対応するため、「千葉物流センタ」(千葉県市川市)A棟の改築に着手したと発表した。4月に着工し、12月の竣工を目指す。

 

同センターは、NTTグループ以外の顧客向けの通販、医療機器、精密機器検査など「高付加価値サービス」を中心に提供しているが、受注が好調で新D棟も満床となり、空きが少なくなったことから、A棟を新たに改築・増床することにした。改築工事により、A棟は約4800平方メートルから約1万7000平方メートルに、約1万2000平方メートル増床する。

 

新A棟は、各フロア約4000平方メートル(約1200坪)の4層倉庫部分に、事務所を適所に配置した設計として、顧客ニーズに沿った区分割りで提供できる構造とする。倉庫有効天井高さを6メートルに設定し、保管ラック配置を考慮したスパン割りにするなど、高効率な荷物保管が可能な構造とした。

 

空調設備は全フロア導入可能で、外壁に金属サンドイッチパネルを使用して空調効率も高めている。また監視カメラ・入室セキュリティ機器も標準装備しており、24時間警備員配置とともにセキュリティ対策も充実させ、顧客の多様なニーズに対応できるようにしている。

 

環境に配慮した施設造りや運営形態とし、太陽光パネルの設置も可能な設計を取り入れるとともに、工事中の重機騒音を軽減するためにアクティブ消音装置を採用するなど、周辺住宅環境にも配慮した施設施工計画に取り組む。

 

千葉物流センタは、京葉道路原木IC(1.5キロメートル)、首都高速道路湾岸線千鳥町IC(3.0キロメートル)に近接した、都心・東京湾や成田空港へのアクセスに優れる。また、JR東日本京葉線二俣新町から徒歩5分の立地にあり、公共交通機関による顧客、従業員のアクセスも利便性が高い。

 

■施設計画の概要
所在地:千葉県市川市二俣717-88
構造:鉄骨造地上8階建(倉庫フロア4階)
延床面積:約1万7000平方メートル(約5000坪)
※千葉物流センタ全体では約7万3900平方メートル(約2万7500坪)
着工:2011年4月
竣工:2011年12月