拠点・施設ブランド商品流通を手がけるS&S(米国)は27日、カナダ・バンクーバーに延床面積16万2000平方フィートの新たな物流拠点を開設したと発表した。近隣で稼働していた6万7000平方フィートの拠点を置き換えるもので、施設規模は従来の2.4倍超となる。西部カナダでの需要拡大に対応し、保管能力と出荷処理能力を引き上げる。
新拠点では、ローカス・ロボティクス(同)のピッキング自動化システムを同地域で初めて導入した。従業員によるピッキング作業を支援し、処理速度と精度の向上を図る。あわせてピックロケーションを2万か所追加し、商品構成の拡充や在庫量の積み増しに対応できる体制を整えた。
S&Sは同拠点に5000万ドル規模の在庫投資も計画する。倉庫内ではピックエリアを大型化し、作業負荷の軽減を図ったほか、入出荷ドックを拡張した。新たに出荷コンベヤーも設け、荷物の仕分けやトレーラーへの積み込みを効率化する。
新拠点は今週から顧客向け出荷を開始した。同社は西部カナダでの供給能力強化に加え、北米全体の物流網拡張も進めている。10月には米アリゾナ州フェニックス都市圏で50万平方フィートの新物流拠点を2027年夏後半に稼働させる計画も公表しており、複数地域で自動化と在庫能力の増強を進めている。
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